どうも、黒咲真雫です。
資産運用している方でSBI証券を利用しているがいると思います。(私もその一人です。)
そして投資信託を買っている方がいると思います。
実はこの投資信託の評価額によってTポイントが付与されるサービスがSBI証券にはあります。
それを「投信マイレージサービス」と言います。
SBI証券公式サイト 投信マイレージサービスのページ ⇒ https://site2.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=service&dir=service&file=home_fundmileage.html
そして、この付与されたTポイントで、さらに投資信託を積み立てることが可能です。(自動では使われないので、自発的に買い付け時に利用する必要があります。)
このTポイントは毎月付与されるので、毎月積み立て時に使うことが出来て、複利の効率を上げることが出来ます。
ただし注意点として、この投信マイレージサービスによるTポイントはTカードを登録していないと貯めることは出来ません。
そのため、Tカードは作っていてもTカードを登録していなかった場合はTポイントを得ることは出来ません。(今までのを貰うとかは出来ない。)
そしてこのTポイントの付与率ですが、「通常銘柄の保有が1000万円以下で0.1%、1000万円以上で0.2%付与」されます。
ここで通常銘柄、という謎の単語が出てきますが、「通常銘柄=通常銘柄では無い銘柄以外の投資信託」となります。
完全に話がループしているので、通常銘柄で無いものの例を示します。
これは eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の投資信託ページで、一番下の当社からのお知らせに注目してください。
ここに「本ファンドの「投信マイレージサービス」におけるポイント付与率は月間平均保有額に対し年率0.0374%になります。」という記載があります。
「このお知らせがある銘柄=通常銘柄では無い銘柄」です。
何故こんなことをしているかというと、この投資信託は信託報酬が0.1%を切っています。(正確には 0.0968% です。)
投資信託を持っていて信託報酬を上回るTポイントが付与されたら、いくら何でも可笑しいじゃないですか。
その為、投資信託の信託報酬が低い銘柄は、0.1%では無くて、ある程度調整されたTポイントが付与されるという事です。
そしてここまで読んだ方は気づいたと思いますが、このTポイントの付与により信託報酬を実質下げることが可能です。
上の eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)だと、元々の信託報酬が「0.0968%」Tポイントの付与が「0.0374%」
つまり差し引き、 0.0968-0.0374 =0.0594% ≒ 0.06% となります。
バンガードS&P500ETF の経費率が0.03%(リンク https://www.bloomberg.co.jp/quote/VOO:US)になるので、投資信託の信託報酬からETFの経費率を引くと、0.03%となり、実質0.03%の手数料で、配当の再投資をやってくれるということになります。
これは、ほったらかしに重きを置く、インデックス投資として見たらかなりの好条件です。
なお、ETFで配当を受け取ると20%の税金がかかってしまいますし、VOOは海外のETFなので、外国口座を開いて外貨建てで買う必要があり、配当は2重課税になってしまうので申告をして2重分を取り返さないといけません。
それらのデメリットを0.03%の手数料で行ってくれると考えると、こんなに虫のいい話はありません。(というか、配当で受け取る際の20%の税金で、複利の力は弱まってしまいます。)
と、いう感じで、SBI証券の「投信マイレージサービス」を利用すると、Tポイントで実質的に信託報酬を減らすことが出来ます。
以上が、「SBI証券×投資信託=Tポイントゲットのチャンス!」のタイトルに対する内容になります。
おすすめの本
ついでに、以下の本を読むと資産運用についての理解を深めることが出来るのでお勧めです。
はこちらとなります。
はじめての人のための3000円投資生活
内容が難しくないので投資本を初めて読む人にお勧めです。
私が一番最初に買った資産運用本です。
お金が勝手に増えていく! カンタン! インデックス投資完全ガイド
水瀬ケンイチさんというインデックス投資歴15年の方のムック本です。
内容が分かりやすいですし、水瀬ケンイチさんの資産の流れも分かります。
ウォール街のランダムウォーカー
インデックス投資におけるバイブルのような位置づけの本です。
ただ、500ページあるのである程度知識が無いと読むのが大変です。2回、3回読むと全体像がつかめてきます。
敗者のゲーム
FXや短期トレード、個人でファンダメンタル分析などをしている人達すべてを含めて、敗者と位置づけした、インデックス投資至上主義の本です。マーケットのお金は9割ぐらい機関投資家が動かしているので、この考えは正しいと個人的に思います。
ウォール街のランダムウォーカーよりも読みやすいです。
以上、それでは。