1.はじめに
どうも、黒咲真雫(くろさき まな)(@baki_1771104)です
筆者、初SSです、講習会が暇すぎてノートにSSを書いててせっかくなのでブログに文字起こしします
出てくるメニューはコラボメニュー順守です
2.本編
カランカラン…!
「いらっしゃいませー!、ってええ!、梢センパイどうしたんですか!?」
「この辺りに用事があったのだけれど、思っていたよりも時間が余ってしまったのよ…、そうしたらちょうどお手伝いさせていただいているお店を見つけてね、それに花帆さん…、花帆の顔も見てみたくなったものだから…」
「わーい!、ありがとうございます梢センパイ!、あれ綴理センパイも一緒にいるんですか?」
「うん、おはよ、かほ、こずの買い物に付き合ってたんだ、さやはいる?」
「はい!、一緒に店員さんをやらせてもらってるんですよ!、おーいさやかちゃーん、梢センパイと綴理センパイが来てくれたよー」
「え!?、先輩方が来てくれてるんですか?、すぐに行くのでちょっと待ってて貰えますか?、ちょうど調理が終わるところなので!」
「あら、花帆さ…、花帆はホールを、さやかさんはキッチンを担当させていただいているのね?」
「そうなんですよ!、以前旅館でお手伝いさせていただいだ経験を生かして分担してみることにしたのです!」
「ええ、それはとても良いアイディアだと思うわ」
「ぼく、早く座りたい」
「あっ、ごめんなさい、綴理センパイ!、お二人が来てくれたのが嬉しくてついおしゃべりしちゃいました!、それではお客様2名ご案内しまーす!」
トコトコ…
「こちらのお席にどーぞ!」
「メニューはそちらになってて、私とさやかちゃんのコラボメニューもあるんですよ!、メニューが決まったらベルで呼んでくださいね!」
タタタ…
「花帆、少し心配だったけれど立派に店員さんをやれているわね、同じユニットとしてとても誇らしいわ」
「だね、かほ頑張ってる」
「ええ、そうね。ではメニューを見ていこうかしら」
「うん、あ、金沢風カレーだって、これ美味しそう。でもさやかの白玉ぜんざいもいいな。・・・さやかの白玉ぜんざいってどういうこと?」
「それは、、、こういうコラボメニューではよくあるネーミングなのよ。この花帆のアップルパイだって、花帆のふくよかなお胸とは全然関係ないでしょ?」
「・・・こず、、、そういう目でかほのこと見てたの?」
「いえ!、そういうわけではないわ、断じてそういうわけではないのだけれど、ユニットとしてお風呂に入ることも、先輩として体形の管理をすることも当然でしょ?」
「・・・こず、、、こずがそう言うならボクは何も言わないよ。。。」
・・・
スタスタ…
「梢センパイ、綴理センパイ、お水をお持ちしました!、何か盛り上がってたみたいですけどご注文はお決まりになりましたか?」
「え、ええ、そうね。とっても素敵なメニューばかりでつい盛り上がってしまったわ、綴理なんて特にね」
「ボク、なんなの」
「(う~ん、ほんとは丸聞こえだったんだけど、私から言うのも恥ずかしいし黙っておこう…、花帆はできる子なのです!」
「(それにしても梢センパイが私をそういう目で見ていたなんて…(カァッ))」
「それで注文なのだけれど、金沢風カレーご飯少なめ、花帆のアップルパイ、アイスティーでお願いするわ」
「ボクも金沢風カレー、あとは さやの白玉ぜんざい、マンゴーラッシーがいいな」
「はい!、では復唱しますね!(略)、、、、デザートとドリンクは食後でいいですか?」
「ええ、食後でお願いするわ」
「うん、ボクも」
「では、少々お待ちくださいね!、今からさやかちゃんが腕を奮って料理してくるので!」
「やった、さやの料理食べれる」
「綴理、とても言いづらいのだけれど、こういうところは出来合いの料理ばかりじゃないかしら…」
「ふふん!、そんなことないですよ!、今回は特別にさやかちゃんが料理してくれるんです!、実は旅館の板前さんとオーナーさんが知り合いで、さやかちゃんに任せてくれることになったんですよ!」
「やった、さやの料理、ワクワク」
「あら、そうだったのね、それは楽しみだわ。さやかさんにも楽しみにしてると伝えてもらえるかしら?」
「もちろんです、任せてください!」
「では、お時間かかるので少々お待ちくださいね」
タタタ…
「かほ、立派な店員さんだ」
「ええ、そうね」
~キッチンへ移る~
「さやかちゃーん!、センパイ達から注文取ってきたよ~」
「ああ!、結局先輩方へあいさつ行けませんでした…、どうしましょう」
「う~ん、料理を出してからでもいいんじゃないかな?、梢センパイのことだから「とても美味しかったわ、シェフを読んでちょうだい?」なんて言うかもしれないし」
「花帆さんの梢センパイ像はどうなっているんですか!?」
「そんなことより、肝心の注文はどうなりましたか?」
「えーと、金沢風カレー2つで1つはご飯少なめ、アップルパイ、白玉ぜんざい、アイスティーとマンゴーラッシーが1つずつで、デザートとドリンクは食後だって」
「了解です。ではまず、アップルパイ用のオーブンの予熱とカレー作りを始めますね」
「おお!、なんか本格的だね!さやかちゃん」
「いえいえ、そこまででもないですよ」
~オーブンの予熱を始めて調理台の下からカレーとスープのような液体を取り出すさやか~
「あれ?さやかちゃん、カレーは分かるんだけけどその液体はなに?」
「花帆さん、よくぞ聞いてくださいました、これはカレーを延ばす用のブイヨンです」
「ブイヨン?」
「ブイヨンとは牛や鶏、野菜で作った、フランス版の”だし”のことです、レストランなどではカレーを仕込んだ後に置いておきますよね?、そうすると少しずつ水分が飛んでしまうので濃くなってしまうんです。なのでブイヨンでカレーを少し伸ばしつつ温めていくんです、温めるときにも水分が飛んでしまいますし」
「なるほど、流石さやかちゃん、詳しいね!」
「ありがとうございます、カレーは香りを飛ばさないよう弱火で温めていくのでこの間に上に乗せるとんかつを揚げていきましょうか。」
「おお、待ってました~。あっ、お客さん来たみたいだからちょっと行ってくるねー」
「はい、接客の方よろしくお願いします」
~~ここから黙々と料理を続けるさやか~~
(カレー用のキャベツは切り終えて…)
(ちょうどとんかつが揚がり終わったので、油を切って…、その間にご飯を盛り付けますか)
(そうだ、1つはご飯が少なめだから盛り付けのバランスを工夫しないと…)
(…よし!、ご飯のバランスはちょうど良さそう…!)
(とんかつの油も切れたことだし、これを4つ切りにして…
ザクッ!ザクッ!
うん、カラッと揚がっているいい音がしますね)
(綴理先輩、美味しそうに食べてくれるでしょうか…)
「そうしたら…」
(ご飯にキャベツととんかつを乗せて、カレーを盛り付けて、とんかつにソースをかけて…っと)
「完成です!」
「花帆さーん!、料理が出来たので持って行ってもらってもいいでしょうかー?」
「はーい、待ってました!」
「こちらがご飯少なめの方になります、これは乙宗先輩のご注文だったのでしょうか?」
「うん!、さすがだね、さやかちゃん!、なんで分かったの?」
「日頃から筋肉トレーニングしているようですし、無駄な贅肉が無さそうなので糖質の量には気をつかっているのかと」
「確かに、無駄なお肉がついてないんだよね、梢先輩、二の腕もムチムチしないでスラッとしてて、お腹もくびれてるんだよ」
「え、、、なんでそんなこと知ってるんですか…?」
「それは、梢先輩がユニットとして一緒にお風呂に入るのは当然だし後輩の体型維持も先輩の仕事、って話してて、だからあたしも梢先輩の体を見てたりしたんだけど、そんな変なことだったのかな…?」
「(乙宗先輩…、こんな嘘をついてまで花帆さんの体を見たがっているなんて…)」
「い、いえっ!、そんな変なことではないと思いますよ…?、私も綴理先輩の着替えの手伝いとかはしますし!、お風呂に一緒に入ったりはしませんけど…」
「そんなことより、早くもっていかないと冷めちゃいますよ、出来立てを食べてもらいたいですから」
「あ、忘れてた!、それじゃあ行って来るね!」
トタトタ
「(乙宗先輩…、最近花帆さんへの視線が熱いことは感じられましたが、ここまで深刻だとは…、ただ花帆さんが嫌がってなければそこまで心配しなくていいんでしょうけど…)」
トタトタ
「梢センパイー、綴理センパイー、お待たせしました〜!」
「こちら、金沢風カレーになります!」
「あら、すごく美味しそうだわ」
「うん、いい匂い」
「そこは、いい香り、と言ったほうが良いんじゃないかしら…」
「ほんと美味しそうですよね~、隣でさやかちゃんが作ってるのを見てつまみ食いしたくなっちゃいましたもん!」
「花帆は店員さんなんだから、そんなことしちゃダメよ?」
「もちろんです!、花帆は出来る子ですから!(エッヘン!)」
「あら、えらいえらい」
「今日のこず、やけにかほに甘いね」
「べ、別にそんなことはないのだけれど?」
「ジーーー…」
「そんなに見つめられても困るのだけれど…」
「見つめあってないで、早く食べちゃってください!、出来立てが1番ですから!」
「そうね、花帆の言う通りだわ」
「うん、たべよ」
「「いただきます」」
スー、パクッ
続きはまた後日書きます
3.終わりに
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