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【感想】継ぎ接ぎの希望を抱いて(著)こるせ【百合姫2021年7月号・読切】

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どうも、黒咲真雫(@baki_1771104)です。

今回は、百合姫2021年7月号に掲載されている読み切りの「継ぎ接ぎの希望を抱いて、(著)こるせ」のジャンルや感想、著者情報を書いていこうと思います。

~目次~

  1. ジャンル
  2. 感想
  3. 著者情報

1.ジャンル

まず、ジャンルについてですが、SF百合となり、SF9割の百合1割ぐらいの構成となっています。

絵柄も機械の描き方が凝っており、世界観をかなり重要視されているのだなと、伝わってきます。

また、メインとなる二人(博士のタイレルと、研究部配属のマドカ)は研究所で働く大人になりますので、社会人百合の一面も持ってますし、一緒に生活もしている描写もあるので、同棲百合も少しだけ要素に含まれるかと思います。

2.感想

漫画全体を読んでみての感想ですが、かなり「漫画」を描きなれているという印象でした。

百合姫を読んでいると、キャラクターの絵を主張する描き方をよく見るのですが、こるせ先生の作品は背景でSFの世界観の描写の補強をしたり、エヴァパイロットが頭に付けているアクセサリーみたいなやつで近未来感を出したりと絵で見せるよりストーリーに惹き込ませるのを主体にしているのだと感じます。

ただ、終末に向かう世界の中で博士とマドカがお互いを支え合い寄り添っている姿はまさしく、百合でしょう。

また、表情に上手く喜怒哀楽を載せて書かれており、かなり読みやすさがありました。

3.著者情報

こるせ先生のTwitter:https://twitter.com/korusee

Pixiv Fanbox:https://korusee.fanbox.cc/posts/2254725
「百合姫7月号に読み切り載ってます」という題で投稿されておりましたので、ご参考までに。

また、こるせ先生は百合姫2021年4月号でも読み切り(再定義する希望)を載せており、今回の話と時系列がつながっております。

4月号の話(再定義する希望)が未来の話で、7月号の話(継ぎ接ぎの希望を抱いて)が過去となります。

博士が救おうとした世界が、どうなったのかが4月号のお話になりますが、2つを読み比べることで、2人が残したものがどう紡がれていったのかが、分かりますので是非どちらも読んで、こるせ先生の世界観を味わっていただけると良いかと思います。

百合姫4月号(再定義する希望)掲載

コミック百合姫 2021年4月号[雑誌]

百合姫7月号(継ぎ接ぎの希望を抱いて)掲載

コミック百合姫 2021年7月号[雑誌]

 


 

読み切りでも連載でも、こるせ先生の作品をまた百合姫で読んでみたいですね。

以上、それでは。

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