どうも、黒咲真雫(@baki_1771104)です。
会社でフォークリフトの免許を取ることになり、3日の実技と実技試験、1日の学科と学科試験を終えて、無事にフォークリフトの免許を取ることが出来ました。
実技は実践で慣れるしかないので、アドバイスなどは難しいですが学科については問題が事前に分かっていれば、たとえ学科中にここが出ると教官が言ってくれることを分かっていても安心感を持って臨むことが出来ます。
その為、自分が学科に出た際に、ここが出るという事で、教科書にマーカーを引いた場所を公開しますので、フォークリフトの免許の学科試験の過去問、内容代わりに利用していただければ、と思います。
なお、問題自体は学科試験終了時に回収されるので、完全な問題というわけではありませんし、恐らく地域・県ごとに出る問題や形式が違うと思います。
ちなみに、自分が受けた地域は3択のマークシート形式で第3章に各10問、以下のテキストを使用しました。
・フォークリフト運転士テキスト
~目次~
- 関係法令
- 荷役に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識
- 運転に必要な力学に関する知識
1.関係法令
第1問
A. 当該業務に従事するときは、これに係る免許証その他その資格を証する書面を携帯していなければならない
フォークリフトを運転するときは、免許証を会社の事務所や財布に入れないでちゃんと持っていましょう、という内容です。社員証などに入れておきましょう。
第2問
A. フォークリフトの運転の「運転」とは、道路におけると否と問わず、フォークリフトをその本来の用い方に従って用いることをいい、具体的には走行および荷役をいうこと。
第3問
A. 特別教育の科目の全部又は一部について十分な知識及び技能を有していると認められる労働者については、当該科目についての特別教育を省略することが出来る。
これは、1t以上のフォークリフト免許を持っていれば、1t未満のフォークリフトは運転してOKということです。
1t未満のフォークリフトは免許が無くても特別教育をしていれば運転して良いため
第4問
A. 車両系荷役運搬機械等(フォークリフト)を用いて作業を行う時は、当該作業の指揮者を定め、その者に前条第1項の作業計画に基づき、作業の指揮を行わせなければならない。
これは、作業計画書を作って指揮者を置いて、作業するという感じです。
第5問
A. 修理、点検等の作業を行う場合において、フォーク等が不意に降下することによる労働者の危機を防止するため、当該作業に従事する労働者に安全支柱、安全ブロックなどが無ければ、リフトの下に入れない。
第6問
A. 運転位置から離れる場合、荷役装置を最低降下位置に置く、原動機を止める、ブレーキを確実にかけるを行う。
第7問
A. 荷の落下による運転者の危険を防止するため、ヘッドガードを備えたものでなければ使用してはならない。
第8問
A. フォークリフトについては、1年を超えない期間ごとに1回、定期に自主検査を行わなければならない。
特定自主検査のことです。
第9問
A. 作業前点検を行った場合において、異常を認めたときは、直ちに補修その他必要な措置を講じなければならない。
異常があった場合は、直してからではないと乗ってはいけない、という事です。
第10問
どこに線を引いたか分からなくなってしまったので、10問目は解説できません。
2.荷役に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識
第1問
A. 電気式フォークリフトは排気ガスが無いため、換気の悪い倉庫でも使用できる
第2問
A. 荷重中心とは、フォークに積載した荷重の重心位置とフォークの垂直前面との距離のことである。
第3問
A. 積み荷を高く上げた状態でマストの前傾、後傾を行うと、荷崩れを起こす危険があるので、注意する必要がある。
第4問
A. 作動油タンクの油が少なくなると、ポンプが空気もいっしょにに吸い込んで、騒音を発するようになる。
第5問
A. コントロールバルブは、リフトシリンダー、ティルトシリンダーの油圧回路を開閉するリフト弁、ティルト弁、油圧回路の異常高圧による破損を防止するための安全弁からなっている
第6問
A. 交互列積みは1つの段では物品は全て同じ方向に並べられるが、次の段では90度方向を変えながら交互に積み重ねる方式をいう。
第7問
A. 床に置かれた荷を持ち上げる時は、いったんパレットを床面より5~10cm持ち上げ、荷の安定状態、フォークに対する偏荷重がないかなどを確かめる
第8問
A. 旋回する場合には、後輪が外側に大きく回るため、人や建物に接触または衝突しないようにゆっくり旋回する
第9問
A. 坂道を上り下りするときは荷が坂の上方になるようにし、坂を下る際には、エンジン式では、エンジンブレーキを利用しゆっくり運転する。
第10問
A. 積み荷は床面より5~10cm程度の高さまでおろし、マストを最後傾させ、パレットの底面を床面より約15~20cmの位置にした姿勢で目的の場所に移送する。
3.運転に必要な力学に関する知識
第1問
A. カウンターバランスフォークリフトが前に倒れることのないようにするためには、積荷のモーメントは常にフォークリフトのモーメントよりも小さくなければ、そのフォークリフトは運転できない。
第2問
A. 質量の単位はキログラム(kg)、トン(t)などで表す。
第3問
A. 物体の重心は、その物体の別々な点でつるしたときの垂直線の交わる点で求めることができる。
第4問
A. 積荷を高くリフトすると重心が高くなり、転倒する可能性が高くなる。
第5問
A. リフトの急停止で発生する荷崩れは、「慣性」によるものである。
第6問
A. 木材・アルミ・鋳鉄などには明確な降伏点は無い。
第7問
A. 質量を求める式は、縦×横×高さ×比重(密度)である。
第8問
上の質量計算の式を用いた、計算問題が出ます。
第9問
荷重中心についての問題が図と共に出ます。
第10問
こちらも、荷重中心についての問題が図と共に出ます。
まとめ
以上が、フォークリフトの学科試験に出てくる問題になります。
内容は簡単で、学科を聞いていれば受かりますし、なんなら学科を受けなくても分かるような常識的な問題ばかりですが、実際に試験を受けないとなかなか不安感は無くなりませんので、この記事の過去問を参考にしていただければと思います。
以上、それでは。
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