1.はじめに
どうも、黒咲真雫(くろさき まな)(@baki_1771104)です
最近、ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ、というリアルタイムで物語が進行してキャラクターが実際に生配信などをするコンテンツにハマっているのですが、「キャラクターが生放送をして実際にコメントを読む」というところがすごくVtuber味あるんですよね
勿論、最初はそれでVと比べられたりしていたようですが。
しかし、実際にコンテンツに触れて面白いと感じたと同時になんで初期のVtuberが失敗したのか分かった気がしましたのでまとめてみたいと思います
2.Vtuberの設定・キャラクター売りの失敗
まずここで触れる初期のVtuberというのはキズナアイやミライアカリなどの四天王組で、その後に出てきたにじさんじやホロライブという企業勢は全く別です。
※にじさんじやホロライブ、他の上手くいっている個人勢がなぜ上手くいっているのかも分かる気はしました。
四天王組ですが彼女らは動画投稿が主で、たまに生配信、のらきゃっとも生配信勢だったと思います(それでやらかしましたが)
基本的にはキャラクターの設定があって、キャラクター1人を立たせて動画の企画をやったり生配信をして、クイズ企画ならスタッフがお題を出す、などのスタイルでした。
ここで困るのはキャラクターの設定をリスナーが全く活かせないことですね。
設定が単なる設定になってしまうし、そこを深堀していくことも出来ないので、よくある動画ネタをやったらネタ切れになりますし、生配信自体も設定はあるもののそこまで運営側も深堀出来ないので双方ネタ切れになってしまう、そんな印象がありました
結局これがキャラクター売りが上手くいかなくて人間売りになってきたよねって言われる所以です。
3.蓮ノ空には背景となるストーリーがある
蓮ノ空ですが、軸となるのは活動記録と呼ばれる1話1時間ぐらいのストーリーです。
そこに付随・補足する形で週に2~3回のwith meets という20~30分の生配信があります。
付随・補足と言ってもストーリーをユーザーが読んでいることはキャラクター達は知らず、ユーザーは蓮ノ空世界のモブという扱いなのです
勿論自分たちはモブなのでモブらしく振る舞います(そもそもそうじゃないとコメントは読まれません、民度がいいのか荒らしもいません)
モブのように振る舞う、この時点で設定・ストーリーに沿った動きをさせる強制力を持っています。
そして生配信で話すことは、センパイとのスクールアイドルの特訓や、同級生との日常、実家にいる家族の話など、単なる設定ではない背景となるストーリーがあるからこその自然なトークがあります
台本はあるはずですが、流れに沿ったコメントなどは拾っているのでかなり訓練されているかと思います
しかし、キャラクターもモブである自分たちも蓮の空というストーリーに沿った存在なのでコメントを拾って世界観が破綻することもなく、時間がたってストーリーが進めばそれに伴う生配信の内容になるのでネタが枯渇することもありません。
このVtuberの形は、今までのキャラクター系、設定系、人間性系と違った新たな形となる、「物語系・ストーリー系」と言えるのではないでしょうか。
4.蓮ノ空の特権ではない
これは蓮ノ空の特権ではないと思っています。
やろうとすれば既存のアニメや他コンテンツも出来ます(実際にアイマスの美希が1回やってるし、邪神ちゃんドロップキックのエキュートちゃんやパトラちゃんもやってる)
ただ、蓮ノ空ほどがっつりやるのは難しいんだと思います、そもそも蓮もようやく1年経つぐらいなので
蓮もこの先1年やって、先輩方が卒業してその先をやるのかもよく分かりませんし。
ストーリー連動型は難しくても、背景のストーリーとかキャラを2~3人用意して世界観を作りこむってのはありだと思っています
じゃあそのストーリー自体が面白くないといけないよね?とかになるかもしれませんが…
5.終わりに
初期Vtuber好きでしたが上手くいっていなかったってのは感じていたので、蓮ノ空の仕組みとちょっと比較してみました。
個人的には新たな可能性を切り開いたと思っているので、「物語系・ストーリー系」のVtuberの出現を待っています
以上、それでは。
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