私は、中学生の時にクラナドからオタクの世界に入ったタイプなのですが、(世代的にはインデックスやシャナ)昔のアニメイトってもっとグッズが豊富だったんですよね。(古参がどうのこうのでは無いです。)
ここでの豊富っていうのは、様々な種類のアニメのグッズがあったという事です。
前期、今期のアニメグッズ(アクキー、ラバスト、下敷き、クリアファイル、キーホルダーなど)が若干マイナーなアニメ(まよチキとか買ってました)まであったのですが現在は、出すアニメの種類が少なくなってきていて、メジャーどころしか置いていないように感じます。
メジャーどころというのは、男性向けだとリゼロ、SAO、アイマス関連、東方、ラブライブぐらいまでで、それ以降のアニメは有象無象扱いでグッズ化されていないケースが多いです。(男なので女性向けまでは網羅できていないです、女性向けだと文スト、A3、うたプリ、ツイステとかですかね基本的にグッズが出ているのは)
この理由として考えられるのが、
1.アニメの種類が非常に増えてしまったこと
2.男女間での分断
3.スパチャ文化
4.Vtuberの流行
5.ソシャゲの流行 です。
1つ1つはそこまで大きな影響力が無いと思いますが、増えてくると問題が出てきます。
それは、「ターゲットの分散」です。
当たり前ですが、非常に大きい影響です。
昔は今よりも季節ごとのアニメの種類が少なくて、その分グッズもそこに絞って作っていれば良かったです。
しかし、今だとアニメが多くなりすぎてどれがヒットするかも分からなくなり、メーカーがそこに絞った生産がしづらくなりメジャーどころしかグッズを生産しなくなる、という現象が起きています。
また、最近だと開けてみるまで何が入っているか分からない、ガチャタイプのグッズが増えてきました。(私はアイドルマスターシャイニーカラーズをやっていてグッズもたまに買うのですが、色紙やクリアファイルはランダム封入になっています。
これは、キャラごとの人気格差からの売れ残りを危惧してのことだと思いますが、正直これはオタクに全く利益が無く完全にメーカーと小売店側の都合なので止めてもらいたいです。(にじさんじのグッズだと、メルカリで100倍ぐらい差が値段で出たりしてしまっています🔥)
このような状況になると、オタクは好んでお金を払いたく無くなるのではないかと思います、そうすると最終的に売り上げが下がる形でメーカーに返るので悪い循環が始まるのではないかと思います。
また、ここではアニメというターゲットの分散に触れましたが、
「金銭の分散」もあります。
それがスパチャ文化です。
スパチャ文化は、自分がどれだけ推しを思っているかという競争心から発達してきていますが、スパチャでお金を使うのでグッズを買えないという状況にもなっています。
グッズを買ってTwitterで誇示したところで、いいねがちょっと貰えるだけですが(大半が1いいねも付かず埋もれていると思いますが)、スパチャを払えば推しが読んでくれて、名前を読んでくれます。しかも金銭自体がyoutubeに3割引かれて(apple端末でやるとappleにも引かれるので注意しましょう)、もう半分を事務所に引かれて残り分が推しに収益で入るので生活を支えているという気持ちも得られます。(個人的には周りへ誇示したい気持ちは無いので中抜きの無いアマギフで送りたいですが)
また、ソシャゲでのレアカード収集というのもグッズ販売へのダメージは大きいと思います。
ガチャ10連回して3000円ぐらいしますが、その分をグッズにすると定価700円のアクキー4個分です。この現状だとグッズは売れなくなるし、グッズを集める意味も薄れていくと思います。
昔、ラブライバーでグッズをありえないぐらい身に付けているオタクがいましたが、そういうのを見ると一般オタクは若干引いて、グッズを集めまくってもあんまり意味が無いんじゃないかと、気づくと思うんですよね。それで我に返ってグッズの収集を止める、という方向へ行くと思います。
あと、グッズを買ってもその後にあんまりすることが無いんですよね。机の上に合っても邪魔だし、社会人になると学生の時みたいに筆箱にちょこんと1個付けるみたいなことも出来ないし、タペストリー買っても人が来る部屋に貼ってたら引かれるしで。
その為、今後オタク向けのグッズは売れなくなっていくんじゃないかと思います。
もしくは、種類を頑張って揃えても、メーカーの生産も小ロット生産で無駄に手間がかかるし、データの校了も増えてチェック作業が増えるし、と基本的にメリットが無いので、グッズが売れても、関係者はそんなに儲からない状態の2択。
(これは、新商品を出しまくってる日本の企業ほとんどに言えますが)
アニメイトオンラインやあみあみとか見ると沢山商品はありますが、本屋と同じで売れないものを沢山作っている状態に陥っていると考えています。
何かいい方法があればいいんでしょうが…
以上、それでは。