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製造業における作業手順書(SOP)作りの沼と形骸化【手順書を見るだけでは無理】

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どうも、黒咲真雫(@baki_1771104)です

製造業だとたまに仕事でやることが手順書作りです。

そしてこの手順書作りが自分は凄く嫌いです

何故かというと結局使わなくなるし、作ったところで誰もが理解しやすくものを作るなど不可能だからです。

また、よく言われるのが、「手順書を見るだけでその作業が出来るような手順書をつくれ」です。

いや、そんなの無理だろ、と。

仮にそんな職場があったらヤバいですし、そんなシーンは存在しません。

手順書を使うにせよ、教える先輩などやオペレーターがいて、後輩や単純作業を行う派遣さんなどに手順書を見せながら、現場作業を教えることになります。

なのに、「手順書を見るだけでその作業が出来るような手順書をつくれ」だったり、作業を事細かく書くことで、結局は使いづらいし、見ても分かりづらい手順書が出来上がってしまうから嫌いなのです。

また、一口に手順書といっても作業の規模は様々です。

同じところにずっと立っているだけの仕事であれば、手の届く範囲のものしか使えないので必然と必要な情報は限られてきて、使う道具も2~3種類ぐらいで済みますので、これを読むだけで出来る、みたいな手順書ができるかもしれません(それでも多分無理です)

あとはどれくらいの技能を持った人間がその作業を行うのか、というところも焦点になります。

ライン工を考えているのであれば、単純作業を行う派遣さん向けになりますが、検査業務の場合は専門的な用語や道具が出てきて、誰でも分かる、というラインを作るのが非常に難しくなります。

そして、写真やレイアウトなどを考え出すときりがありません。

しかもある程度覚えてしまえばもう手順書は見なくなります。

そのため、作業者が頻繁に変わるものか変わらないのか、作業の単純性、用語の専門性で作業手順書のレベル感を変えていく必要があると思います

私はこんなことを書いている=弊社ではそのレベル感を考えていない、になりますね

他にめんどくさいと思うのはPCを使う場合の手順書です。

デスクトップにはアイコンがあり、アイコンをクリックするとウィンドウが出てきて、ウィンドウのメニューバーやタブ、シート、リボン、ドラック、ダブルクリックなど様々な用語が出てきます。

そしてPC操作でめんどくさいのが個々人での技能に差が出やすいことや、ウィンドウ毎に選択するものがバラバラだったりするので、どれだけスクショを用意すればいいのか、スクショがあっても拡大しないと読みづらいし、逆に拡大すると前後の繋がりが分からなくなったり、場所が分かりづらくなったりすること、つい単語が増えて読みづらい手順書になってしまうことです。

これらのこと考えすぎると沼にハマるので、困ります。

仮に完成度の高い手順書が出来ても、結局新しい人が入ったら口頭で説明はしないといけないので、手順書は要点だけまとめて少し忘れたことに読み直して思い出せるレベルでいいとは思っています。

きっちりと順番を守らないといけない作業もあるし、厳密に決まっている仕事もあるし、その作業が何分続くのかも、後工程から自動で流れてくるのかも違っていう感じで仕事には大きな幅があるのでその幅に合わせた手順書作りが重要だと思います。

なので、「手順書を見るだけでその作業が出来るような手順書をつくれ」、とお決まりの言葉を使う人間には注意しましょう

以上、それでは

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