思考メモ 新書

読書は新書・技術書を読み、ビジネス書・自己啓発本・食事本は読まなくていい

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どうも、黒咲真雫(@baki_1771104)です。

最近、中田敦彦のYouTube大学のように本の中身を紹介するような動画が増えました、そしてそれに呼応するようにAmazon Primeのサービスの1つであるPrime Reading でビジネス書や自己啓発本が良く定額プランに追加されていますし、街の本屋でもビジネス書コーナーで数々の本が紹介されるようになりました。

これ自体は、本に興味を持つ人を増やし、実際に手に取ってもらうため重要な動きだと思いますが、大事なのは本を手に取った人がその本を読むことで知識を手に入れて実際に会社や実生活で役に立つことです。

そして、タイトルで説明していますが、「新書・技術書」は会社や実生活で役に立ちますが、「ビジネス書・自己啓発本・食事本」は結局役に立つことが無く、読む必要がありません。

その理由を1つずつ解説していきたいと思います。

なお、インフルエンサーの方が書いている本は論外なのでここで上げるまでもありません、再現性が無く後発が同じことをやっても上手く行きませんし、あれらは信者向けの本になっています。

~目次~

  1. ビジネス書が役に立たない理由
  2. 自己啓発本が役に立たない理由
  3. 食事本が役に立たない理由
  4. 新書が役に立つ理由
  5. 技術書が役に立つ理由

1.ビジネス書が役に立たない理由

まず最初にビジネス書が役に立たない理由ですが、その前にビジネス書ってどういうのを指すのかと言うと、下のようなものです。

大体こういう本は生産性を高めるために、著者はこういう事をやりました、こういう心持ちで働くと良いです、メールを返信する時間はある時間に固定しましょう!みたいなことが色々書いてあります。

その為、読めば色々な小技だったりを習得して仕事に活かせそうな感じがしますが、一週間ごとの目標を決める、メモはスマホじゃなくて紙に書け、みたいな正直しょうもないことしか書いてないです。

また、通勤時間を短くするために会社に近いとこに住みましょうとか、現実問題難しいことを書いたりと言うのが多く、これらを読んでも出社した際に実際の仕事に当てはめるのが難しい、というのが大半です。

ほとんど会議をしない人もいるし、そもそも確認する、返信するようなメールのやり取りをしない職業も多いですし、営業職も会社によってめっちゃ少なかったりします。

こういう本を書いてる方は、フリーランスであったり元社長・元取締役みたいな方が書いていることが多く、実際の現場で働いている人には当てはまらないことが多いです。

そのため、ちょっと頑張ってみるか!、と本を取って読む人にあまり役に立たないことが多いですし、ちょっとした雑学が手に入るわけじゃないので、話のネタにもなりません。

以上が、ビジネス書が役に立たない理由になります。

2.自己啓発本が役に立たない理由

次に自己啓発本が役に立たない理由ですが、その前に自己啓発本ってどういうのを指すのかと言うと、下のようなものです。

そして自己啓発本の内容ですが、基本的に読んだ人のやる気を出させて頑張らせるみたいな感じです。

ただ読んだところで何のスキルも習得していないですし、読んで満足して終わりみたいな感じになりますし、何なら読んでる途中はテンションが上がっても読み終わったらなんか気分が落ち込んでることも少なくありません。

また、自己啓発本の中でこんなことをやってみましょう!みたいなことを書かれても、何でそんなことやんなきゃいけねーんだよ、となってしまいます、夢をかなえるゾウはその典型的なものですね。

小説として読むなら面白いと思いますけど、実際に読んで自分を変えられるなんて人は皆無だと思っています。

また、自己啓発本がビジネス書より立ち悪いのは、特に何のエビデンスも無いことです。

ビジネス書は論文のデータでこんな感じなので、こうした方がいいですよ、という理屈はあります(その理屈があなたに当てはまるかは別です)が自己啓発本にエビデンスなんてものは無いです。

物語形式の本は創作ですし、作者がやって良かった方法!みたいなものは、作者がやったらうまく行っただけで、それが私たちに当てはまるかは別問題です。

友達と好きな趣味が完全に合致することも困難なのに、喋ったこともない著者の話を読んで、同じことやっても上手くいくはずがありません。

以上が、自己啓発本が役に立たない理由になります。

3.食事本が役に立たない理由

次に食事本が役に立たない理由ですが、その前に食事本ってどういうのを指すのかと言うと、下のようなものです。

そして食事本の内容ですが、基本的にこういうものを食べると健康になれる、これを食べたら不健康になるってことが著者が主張する根拠と共に語られるものになります。

一見すると役に立ちそうですが、色々な本を読んでいると脂質本と糖質本で全く逆のことを書いていたり、身体の毒を抜くためには~、のように急に意味分からないこと書き出したり、著者がやって上手くいったってのを書いただけでエビデンスが無かったり、人工的に作ったから身体に悪くて、自然のものだから身体に良い!みたいな短絡的なこを書いているような本ばかりです。

そもそもA本とB本で全く別の事を言っている時点でどういうこっちゃねんって話です。

その理由は、ぞれぞれの著者が自分に都合の良いエビデンスを持ってきているためですが、論文のようなエビデンスと言ってもエビデンスにはレベルがあり、高いものを持ってきている著者もいれば、低いものを持ってきている著者もおり、中には自分のブログの読者の感想を根拠にするといういくらでもでっちあげ可能なことをエビデンスにしている著者もいます。

なので嘘を嘘と見抜くことが出来ない人は食事本は読まない方が良いと思います。

以上が、食事本が役に立たない理由になります。

4.新書が役に立つ理由

ここからは、逆に役に立つ理由に移ります。

新書が役に立つ理由ですが、その前に新書ってどういうのを指すのかと言うと、下のようなものです。

そして新書の内容ですが、新書はかなりの種類があり、一辺倒にこれが書いてあると言うのは難しいですが基本的に社会問題や学問など客観的に事実を元にした内容になっていることが多いです。

そして、上記のビジネス書、自己啓発本、食事本との大きな違いが、著者が対読者で書いているかどうか、という点です。

人に伝えるために書いているので、基本的には対読者で書くのは当たり前と言えば当たり前ですが、ビジネス書や自己啓発本はこういう風にすると上手くいく、という実際にどうすればよいかを読者に向けて発信しています。

しかし、新書の内容は学問や社会問題であるため、対読者に対してこうしろ、ああしろと言っているわけではありません。

こういった事実が実際問題であったり、宇宙の成り立ちはこうなっています、という話をしているだけです。

その為、読者を無理に納得させようと胡散臭いことを書く、というのが上記3つよりも少ない印象があります。

勿論、新書の中にも上記3つに関連するような本はありますが、そのような新書は読まなければよいだけです。

また、学問や社会問題は自分の知識として蓄えることが出来るので、ふとしたタイミングで役に立つことが多いです。

以上が、新書が役に立つ理由になります。

5.技術書が役に立つ理由

次に技術書が役に立つ理由ですが、その前に技術書ってどういうのを指すのかと言うと、下のようなものです。

そして技術書の内容ですが、ゲームで言う攻略本のようにパソコン関係であればどのような操作を行うと、こういうことが出来る、という解説書のようなものだと思ってもらえれば大丈夫です。

そして技術書が役に立つ点ですが、これは自分が足りないと自覚しているスキルを得ることが出来て、すぐに仕事に活かすことが出来る点です。

会社でエクセルを使っていればなんか役に立つ関数を使いたいとか、ショートカットが知りたいとか色々あってそのたびにググればどうにかなる、という事も多いですが、技術書を読むと自分が考えてもいなかったような方向から解決出来ることが分かったりします。

ビジネス書と比べて狭い範囲に焦点を当てているのでその分、体系的な学びを得ることが出来ます。

ただ活かせる範囲が狭い分、自分に足りないものは何なのか自覚している必要がありますし、何となく仕事で上手く行きたいというよりも、目の前の仕事をこなすために一歩一歩前進する気持ちが必要になってきますが、技術書を読むことで確実にスキルアップを図ることが出来ます。

以上が、技術書が役に立つ理由になります。

まとめ

上記の5つの点からそれぞれ、「ビジネス書が役に立たない理由」、「自己啓発本が役に立たない理由」、「食事本が役に立たない理由」「新書が役に立つ理由」、「技術書が役に立つ理由」を上げていきました。

この記事は対読者で書いているのでビジネス書的な側面を持ってしまっていますが、読まなくていい本と読んだ方がいい本を知ることでお金も時間も無駄にすることが減りますので、これからの本選びの参考にしていただければ幸いです。

以上、それでは。

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