最近、私自身が転職活動を行っていたんですが、その際に書くのが難しい、話すのが難しいと感じるものが志望動機です。
どう理論立てて説明すればいいかが分かりづらいところもありますし、新卒、第2新卒、30代、40代で経験が変わってくるので、マイナビやリクナビなどのサイトを見ても若干自分に通用しないと感じるところもあるかと思います、私もそうでした。
しかし、文章を覚えるのではなく、文章の作り方を覚えることで自分がどんな状況でも対応できるようになります、そして文章の作り方に当たるものがPREP法というものです。
その為に、PREP法を用いた志望動機の作成方法を説明したいと思います。
まず、PREP法の頭文字の説明です。
P = Point (結論)
R = Reason (理由)
E = Example (具体例)
P = Point (再び結論)
となります。
しかしこれを転職の志望動機にそのまま当てはめるのは難しいです。
何故なら説明してる感が強いですし、志望動機の具体例ってなんだ?、になります。
あなたが会社に貢献できることは何ですか?、であればその理由と具体例を説明するときスムーズにいきますが、
志望動機は「現在勤めているが何故貴社を志望したのか~」の説明になるので、時系列順の説明にした方がいいです。
その為、以下のようにPREPの中身を変えます。
P = Point (結論):志望動機上では省略します。
R = Reason (理由) ⇒ 過去
E = Example (具体例) ⇒ 現在
P = Point (再び結論) ⇒ 未来
過去とは、会社に勤めているときに行っていたこと
現在とは、志望理由(過去に対して今は何がしたい、会社のこういう所が魅力的で働きたいと思った)
未来とは、会社に入った後に「どのようなスキルがあるからこんな感じで活躍出来ます」
を入れます。
このことを以下で具体的に説明していこうと思います
Point(結論)⇒省略
P:志望動機の結論は「私は有能で会社に貢献出来るから入れてくれ」になります。これを一番最初に言うのは変なので、一番最初は省略します。なお、志望動機を口で説明するときは、「私の志望動機は~」でOKです。
Reason(理由)⇒過去
R:志望動機の過去は「私は前 or 現在勤めている会社でこんなことをやって来ました(やって来たことは受ける会社に無理して合わせる必要はない)、そしてその中でどうして転職を考えたのか、これを含ませるようにします。転職したくなった過去がないと何で現在転職活動を行っているのか伝わらないからです。
Example(具体例)⇒現在
E:志望動機の現在は「会社を知った理由であったり、会社に入りたい理由」になります。就職活動中に企業に対して話す内容なのでこれが現在に当たるわけです。会社に入りたい理由は会社の理念や商品を見て考えてください。知った理由については合同説明会などがあればそれでいいです(私は合同説明会で転職先の会社を知ったので、そこで知って惹かれた、という内容で作りました)
Point(結論)未来
P:志望動機の未来は「私が入社した後は、こんなことをして会社に貢献できますよ」ということを伝えます。例えば、機器分析を行っていたので、その経験を活かして貴社でも分析を行い、不良品の発見に尽力を尽くしますなど。私は同じような部署への転職を希望していたので、前職で行っていたどういう業務の経験を活かして貢献します、という作りやすいものでした。そしてこの経験を活かすというのが、転職活動を難しくしている点で、軸足を置いて転職活動をしましょうと言われるのはこれがあるからです。
私は製造業にしか勤めたことがないので、製造業でしか例えられませんが、仮に製造課から製造課への転職希望(機器オペレーターから機器オペレーター)であればこれほど楽な転職活動はないと思います。そして製造課かから他の課への転職、(品質管理、生産技術とか)は一捻りする必要があります、一捻りと言っても直接製造するよりも間接管理の方が向いているとか、製造の支えになる生産技術になりたいとか、理由をちょっと付け足させばいいだけです。
しかし、製造業からIT関係への転職はどうでしょう。軸足を置くどころか掠りもしていません。電気系の機械を作っていてIT業界へであれば接点もあるかもしれませんが、食品製造業からIT企業であれば完全に接点がないので、自作アプリの製作を行っていたなどの経験を示さないと転職は難しいです。そもそもこの場合は本人に適正があるかも分からないので。
だから、転職活動は軸足を置いてやりましょうと言われるわけです。第二新卒であれば多少無理は聞くと思います(大学の学科を絡めるなどして)、ただ転職活動は転職先の会社のメリットを考えないと難しいところがあるのでそこを念頭に置いて行いましょう。
話が逸れてしまいましたが、PREP法を利用した志望動機の作成方法は伝わったでしょうか、自分の履歴書を見せれば簡単なのですがそれが出来ないのでなかなかもどかしいところがあります。
次の記事では履歴書のフォーマットの利用方法について説明します、買ってきた履歴書にボールペンで記入するようなことは時間の無駄なのですし、それを読む企業の方も読みづらいなと感じると思います、そこでパソコンでどのように作ればいいか、それを説明していきます。
2021/1/3 フォーマットのことについて書いた記事を作成したので良ければどうぞ
↓↓↓↓↓
【たった5つ!】履歴書の書き方!転職成功者が解説!【フォーマット・パソコン】
https://baki1771104.com/archives/710
以上、それでは。
なお、以下で、転職するうえでオススメの本を紹介しています。
おすすめの本
転職の思考法
私が転職をしようと考えたときに、どう転職すればいいかの道筋になった本です。
転職エージェントを使うリスクや、転職の軸の作り方などが物語形式で知ることが出来ます。
転職を考えていない人にもおすすめ出来るし、転職を考えている人には絶対読んでおいて欲しい本です。
転職者のための面接回答例
私が面接対策で実際に使った本です。
自己PRや志望動機などの定番質問はもちろん、職種別質問や働き方についての質問、答えにくい質問、面接官への質問の仕方など、転職の面接ならではの回答例が沢山載っています。
これを読むことで、こんなことも質問されるのか、などと対策をかなり進めることが出来ます。
これと、自分の志望動機を絡めることで、転職の成功率を大幅に上げられます。